魔法のコンパス 道なき道の歩き方 西野亮廣著

なんだろ、この本。ふと手に取った。でもあれか、芸能人が書いたビジネス本か。あー、どうしようかな。迷いながらもレジを通したその本は、その後の彼の人生をより面白く、より刺激的にするものだった。 ――それはまるで、冒険の書のようなビジネス書。 「箱…

よるのばけもの  住野よる著

「君の膵臓を食べたい」が大ヒットした住野よるさんの3作目の作品…だと思うんですけど、俺はこれが初めて読んだ住野よるさんの作品でした。 なんとなく、大ヒットしすぎてる作品を敬遠しちゃう感覚って誰でも持ってる気がするんですけど、もろにそれが出ちゃ…

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和著

大学受験の勉強中に息抜きとして、ブックカフェでコーヒーを頼んで、本を探しに出かけた時に手に取ったのがこの本でした。コーヒーカップを傾けながら、優雅に読書タイムを決め込もう思っていたのですが……ボロっボロ泣きました。優雅さのかけらもありません…

サラバ! 西加奈子著

3部作ってちょっと気が重いなあ。僕もそう思ってました。 それでも、直木賞を取ったこの本が気になって仕方がなくて、「嫌だったら途中で止めればいいんだし。」そう思って手にとった本をダメだと思いながらも、道で歩きながらも読んでしまったし、風呂に入…

四畳半神話大系 森見登美彦著

全く、何故私がこんなことを書かなくてはならないのだ。わかった。わかったわかったわかった。わかったよ!えー、コホン。おすすめである。 ……何だその目はっ!五月蝿い!文章を書くのなんて得意じゃないんだ仕方なかろう! 何故、何故私の薔薇色のキャンパ…

めくらやなぎと眠る女 村上春樹著

そこの貴方。短編小説は好き?それとも長編小説が好き? 別に答えられなくてもいいわ。人間には考える時間が必要な時もあるものね。 そもそも、こんな質問に意味なんてないのよ。この本を前にしたらね。 「BLIND WILLOW,SLEEPING WOMAN」それは、海の向こう…

砂漠 伊坂幸太郎著

ねえねえねえ、この本読んだ?読んでない?残念、だったら信じられないか。 僕は気がつけば大学生になっていた。 飲み会で話すようになった、といういかにも大学生らしいきっかけで仲良くなった鳥井に誘われた確率と中国語の勉強。(つまりは、ただの麻雀だ…

本日は大安なり  辻村深月著

面白かった。 なんとも幼稚な感想で恐縮ではありますが、そう言わざるを得ないでしょう。 辻村深月さんといえば、最近は「かがみの孤城」がベストセラーとなり有名でございますね。そちらを拝読させていただきましたご縁もありまして、こちらの「本日は大安…